根管治療ENDODONTICS

大切な歯を抜かずに守る(残す)
精密根管治療

大切な歯を抜かずに守る(残す)精密根管治療

以下のようなお悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください

虫歯
  • 過去に治療した歯が痛む
  • 他院で「抜歯」と診断されたが
    “何とか歯を残したい”
  • 虫歯でボロボロの歯を治して使い続けたい
  • 痛みや腫れが引かずに続いている
  • 根管治療を受けているがなかなか治らない
  • 実績のある先生に相談したい など
虫歯

根管治療(歯内療法)とは

根管治療は、深い虫歯や歯の亀裂、外傷などの原因により、歯の根の中の歯髄(神経や血管など)が炎症や感染を起こした際に行う治療法です。放置してしまうと歯が痛んだり歯肉が腫れ上がり、根の周囲組織に炎症が広がるなどの症状が現れます。また、過去に根管治療を終えた根が再び感染してしまった場合にも根管治療が必要となるケースがあります(感染根管治療)。

歯の根の中は細く複雑な形状をしており、形態や本数も患者さんによって異なります。そのため根管治療は、非常に高い精度が求められる治療法と言えます。

術者によって治療の精度は大きく異なるため、根管治療を選択される際は、技術と実績を有した信頼できる歯科医師に相談されることをお勧めします。

当院の精密根管治療の
特徴について

豊富な症例実績を持つ歯科医師
(セカンドオピニオン対応)

当院で治療を担当するのは、日本国内の大学病院及びアメリカの大学研究機関にて研鑽を積み、難症例を含む数々の実績を重ねた歯科医師です。「精密根管治療」と併せて「歯周病治療」分野にも精通しており、この2つの専門性を最大限に活かした『長期的に良好な状態で歯を残す』治療を得意とします。

豊富な症例実績を持つ歯科医師(セカンドオピニオン対応)

患者さんに納得していただくことなく治療を開始することは、一切ありません。患者さんの大切な歯を守るために手を尽くし、気持ちに寄り添いながら全力でサポートいたします。
また、セカンドオピニオンにも対応しておりますので、「実績のある先生に相談したい」という方も、まずは遠慮なく当院へお問い合わせください。

歯科用CTを用いた診査・診断

高い精度が求められる根管治療は、事前に根管内や顎の骨の状況を詳しく分析するための検査が重要となります。当院では、歯根や歯槽骨の状態を正確に把握するために、症状に応じて先進の歯科用CTやマイクロスコープを導入し、的確な診査と診断につなげています。

歯科用CTを用いた診査・診断

従来のレントゲン写真では平面的な情報しか得ることができませんでしたが、CTを用いることで三次元で立体的な情報を得ることが可能となり、多面的にお口歯の状況を詳細に把握することができます。特に難しい症例においては、CTデータが治療の成功率の向上に大きく貢献します。

マイクロスコープによる高度な治療

マイクロスコープは、元々は心臓外科や脳神経外科など医科の分野で多く使用されてきた医療用顕微鏡です。このマイクロスコープを歯科の治療に応用することで、視野を最大20倍以上に拡大しながら繊細かつ緻密な治療を行うことが可能です。マイクロスコープは治療の精度を格段に向上させることができる優れた機器ですが、機器自体が高額であること、また使いこなすには熟練の技術が必要であることから、現在の日本の歯科医院における導入率は数%と言われています。

マイクロスコープによる高度な治療

当院では、数々の症例実績を重ねた歯科医師がマイクロスコープを駆使することで、肉眼では届かないレベルまでこだわり抜く高度な根管治療を行なっています。

ラバーダム防湿による術野の確保

「ラバーダム防湿」とは、口腔内の細菌を根管内に侵入させないためのゴムのマスクです。
ラバーダム防湿を行うと、術野の歯を無菌に近い環境下で治療することができるため、海外の根管治療専門医では必須の治療ですが、日本の歯科医療ではコストや保険点数に導入されていない点からほとんど実践されていないのが現状です。
当院では、治療に用いる器具だけでなく、なるべく感染を広げない環境作りにも力を入れております。

ラバーダム防湿による術野の確保

ニッケルチタンファイルによる
安全性の向上

ファイルは、根管内の感染源を除去する際に用いる専門の治療器具です。従来はステンレス製のファイルが主流であり、弾性の低さから根管内を傷つけてしまいやすい欠点がありました。 当院で導入しているニッケルチタンファイルは、非常にしなやかな特性を持ち、複雑な形状の根管から緻密に組織の除去を行うことが可能です。
組織を傷つけてしまうリスクも最小限にできるため、治療の安全性の向上にも貢献します。

ニッケルチタンファイルによる安全性の向上

患者さんへ、より安全で精密な根管治療を提供するために、当院の歯科医師はニッケルチタンファイルにおいても熟達した技術を習得しておりますので、安心して治療を受けていただけます。

抜歯を回避する
「歯根端切除」にも対応

根管の先端に膿がたまる「歯根嚢胞(しこんのうほう)」を発症している場合は、根管治療を行なっても症状が改善しない場合があります。また、歯の土台を外して根管治療を行う際に、何らかの理由で土台を外しての治療が困難な場合があります。こうしたケースでは多くの医院において「抜歯」という診断が下されてしまいますが、当院では、こうしたケースでも症例によっては「歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)」を行うことで、歯を抜くことなく治療が可能な場合があります。他院で「歯を抜くしかない」と診断された方も、諦める前に一度当院へご相談ください。

抜歯を回避する「歯根端切除」にも対応

根管治療の流れについて

根管治療の流れについて
  1. 感染部位の除去 根管治療の流れについて 歯科用マイクロスコープ、拡大鏡で根管内を拡大しながら、感染部位を鮮明に映し出し、ファイル(リーマー)という専用の器具を用いて根管内の感染源を慎重に除去します。
  2. 根管内の洗浄・消毒 根管治療の流れについて シリンジで根管の洗浄を行います。感染源が大きい場合は超音波洗浄器を併用し徹底して洗浄します。この工程を数回繰り返すことで、細菌を限りなく少ない状態にします。
  3. 根管充填 根管治療の流れについて 根管内に薬剤を充填します。薬剤の隙間から新たに細菌が侵入しないよう、緊密に詰め物を施します。
  4. 土台と被せ物 根管治療の流れについて 被せ物の土台となる支台(コア)を立てた後、被せ物を取りつけることで歯の形と機能を補います。

根管治療後の痛み・注意点について

治療後には、噛んだ時や歯に物が当たった時に痛みを感じる場合があります。歯の根の周りには、噛んだ時に物の硬さを判断する歯根膜という薄いクッションがあり、歯の根の先からこの歯根膜に炎症が伝わることで、咬合時に痛みを引き起こします。
痛みが強い場合は治療中の歯の噛み合わせを調整することで、噛むときの刺激を和らげ、痛みを抑えることができます。また、状態に応じて痛み止めを服用します。
治療中の歯は安静にしておく必要がありますので、あまり強く噛まないように注意しましょう。

治療後のメインテナンスの重要性

非常に細かく複雑な構造をしている歯の根の治療は、確実に治して再発を防ぐために、治療後も数回にわたり通院をして経過を観察する必要があります。この時に「もう痛みが取れたから」といった理由で、治療後の検査やメインテナンスを怠ってしまうと、結果的として再発につながってしまうケースがあります。
ご自身の大切な歯を守るために、治療後の検査やメインテナンスは中断せず、最後までしっかりと受けきりましょう。治療後も責任を持って、私たちが全力でサポートをいたします。